先祖供養をした方がいいのは分かっていても、その方法が分からない方は多いことと思います。
供養の方法の基本は、やはりお墓参りです。
お墓はご先祖様や故人を祀るところですので、感謝の気持ちをもってご先祖様のお墓を浄化しお参りすることが、ご先祖様の力になり、供養になります。
最低でも春、秋のお彼岸とお盆、命日の年4回はお墓参りをしましょう。
また、お墓参りには手順があります。
まずは手を洗って清めて、お墓に向かって一礼してから掃除をし、掃除が終わったら周りの雑草やゴミを取り除きます。
そして、墓石に打ち水をして花立に生花を添え、故人の好きだったお菓子や果物をお供えしてろうそくとお線香を手向けます。
最後に、お墓の真正面に向かって静かに合掌すれば完了です。
自宅に仏壇がある人は、日々の供養も大切です。
毎日きちんと掃除をして、仏壇内を明るく清潔に保ちます。
そして、毎日1回食事をお供えします。食べ物は特別なものである必要はなく、その日の自分達の食事と同じものを差し上げるので構いません。
また、お墓参りに行けないし仏壇もないというときには、お水とお塩を部屋にお祀りして合掌します。
このとき、お祀りする方向は必ず西か北を背にします。
そして何よりも大切なのが、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えることです。
今ある自分がご先祖様あってのものだということを考え、日々感謝の気持ちを念じましょう。