命日と言えば、亡くなった日を意味します。
基本的には、亡くなった人のお墓へ行き、花などを捧げることでしょう。
また、亡くなった人の好きな食べ物などを供えることも、多くの人がしています。
仮にビールが好きな人であったならば、缶ビールを供えるなどです。
しかし、お墓参りでは、おはぎもよく利用されます。
お盆のイメージがありますが、命日のお墓参りに持参しても、決して問題はありません。
さらに、気になるのが、宗旨になるでしょう。
日本では、仏教、神道が二大宗教といえ、キリスト教も含めることができるかもしれません。
それぞれにおいて、お葬式はもちろん、結婚式でも、形式が異なります。
しかし、いずれの宗教も、日本独自のものに発展し、言い換えれば、日本式の宗教となっています。
古来より日本では、伝統的な宗教として神道が続いているため、神道が外来宗教を取り入れた、あるいは、外来宗教が神道に合わせたとも解釈できるようです。
このため、神道式のお墓であっても、線香を供えている人もいます。
これを鑑みれば、日本における命日のお墓参りは、形式よりも、亡くなった人への哀悼の心が大事なのでしょう。
ちなみに、月命日というものもあります。
これは、毎月の中の亡くなった日と同じ日を意味します。
命日とは異なり、家庭内の仏壇や神棚へお祈りのみをしている人もいます。